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 カウンセリングの仕事を始めてほぼ、25年たちました。

 人は多かれ少なかれどこかで傷ついています。それが家庭の中であったり、学校や会社などの社会の中であったり。また、子供のころであったりおとなになってからであったり。さらにその傷も大きなものであったり小さなものであったり。さまざまな形でみな傷をもっています。人はその傷をどこでどう乗り越えていくのでしょうか?本当に乗り越えられるものでしょうか?

 このような疑問をもったことが私がこの仕事に就いた理由だと思います。長年の経験の中で私は思います。一度ついた傷はなかなか消えないものだと。たとえ傷は癒えても傷跡は残ります。傷がきれいさっぱりなくなることはないでしょう。でも、それでも人は生きていかれます。ひとりでは難しくても一緒にいてくれる人がいれば。

 心に受けた傷のために今を生きることに困難を感じている方が、傷を持ちながらも前を向いて生きていかれるよう一緒に考えていきたいと思っています。

浜田山コトノハ,奥田良子,臨床心理士

※詳細は下記『出版物』の欄をご覧ください。上のアマゾンのリンクからお買い物もできます。

About "Kotonoha"
 コトノハとは…
資格等

 大学卒業後、教育相談所で思春期の子供の不登校、情緒不安定の問題などを抱える方、ご本人や親御さんのご相談にのってきました。全くの新米カウンセラーから少しずつカウンセリングの仕事がわかってきたかな?と思えたころ、大学のカウンセラーをやってみないかというお話がありました。元々青年期の方の持つ課題に関心があったのですぐにお受けしました。その後大学の相談室、精神科クリニックなどで若い方の相談を中心に受けてきました。多くの若者と接するうちに今の学校ではどのような生活をしているのだろうかと思うようになり、大学の仕事と並行して中学、高校、小学校、にもスクールカウンセラーとして勤務するようになりました。また、また企業に勤める方の働く場での悩みについても電話相談、面接という形でお話を聞く機会も持ちました。このように子供から大人まで、学校生活、社会生活、職場の問題、家庭の問題、とさまざまな問題を抱える方々と面接を重ねてきました。

 クリニックでは、もちろんうつ病や神経症で悩む方が多いのですが、大学をはじめ学校では特に病気でもなくもちろん薬を必要とすることもない方が家庭のこと、親子関係、友人関係と身近なことで相談に見えました。しかし、学校という性質上、卒業してしまうとそれきりになってしまいます。その方々はこれからどうしていくのだろう、と思ったのがコトノハを立ち上げた理由です。病院に行くほどではないけれど、友人に話すだけでは物足りない、もう少し専門的な話も聞きたい、という方がたくさんいらっしゃると思うのです。そういう方に来ていただきたいという思いからコトノハは生まれました。現在は、大学の相談室、スクールカウンセラー、そしてこのコトノハで若い方から年配の方まで多くの方のご相談に乗っています。

Education & Work experience
学歴&職歴

 中央大学文学部卒業。 田中教育研究所、武蔵野市教育相談室、新大塚クリニック、成城墨岡クリニック、日本生産性本部メンタルヘルス研究所を経て、現在、大学学生相談室、スクールカウンセラーとして都立高校、小学校に勤務。

 浜田山臨床心理室「コトノハ」の主宰を努める。主に若手社会人や学生を対象とするカウンセリングを数多くおこなう。

臨床心理士

​公認心理士

出版物
奥田良子,臨床心理士,心理カウンセリング,女性専門サロン

『大人になれない若者たち

どう理解し、どう育てるか』

奥田良子・著

近代セールス社・刊

定価:1,470円(税込)

サイズ:四六判176ページ

2009年11月初版

ISBN:978-4-7650-1050-4

 

その他著書…

『20代の心理と病理』

(共著・千曲秀版社)

『心の時代を考える』

(共著・三和コーポレーション)

2010 - present

2010 - present

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